Zoho CRMを導入した経緯
連絡先を管理できておらず、コンタクトを取れない人が多かった
エルマジェスタでは、「ウーマンオーケストラ」というグループ名でレストランやウェディング、イベント会場への演奏者派遣を行っています。ウーマンオーケストラは文字通り女性のみの団体で、登録している演奏者は現在100名ほどです。演奏者派遣のサービス名は「ポケットオーケストラ(通称ポケオケ)」で、2019年からレストランでの定期的な演奏を増やしていくことに力を入れています。
お会いした方や演奏にいらした方などと月にだいたい100枚ぐらい名刺交換をしているのですが、これまで私一人で営業活動をしてきたこともあり、Zoho CRMを導入する前はあまり管理できていませんでした。2年ほど前から名刺管理のアプリで名刺をデータ化していたのですが、効果的なアプローチができていない状態で、今後はもっとITを活用していきたいと思っていました。
また、演奏してお礼の電話を差し上げたあと連絡を取らなくなってしまう方もたくさんいて、どうやって関係性を保っていけば良いか悩みもありました。Facebookを積極的に更新しているので、つながりができた方は見てくださるのですが、それだけではコンタクトが取れない人も多いのが課題でした。
そんな時に、経営者交流会でトライエッジの中野さん(代表取締役CEO)と出会い、顧客管理をはじめとした営業活動のIT化をお手伝いいただけることになりました。
Zoho CRMを導入してみて
顧客管理とメルマガ配信でお客様との関係に変化
Zoho CRMには、これまで私が持っていた3000枚ほどの名刺データを入れていただき、運用を始めました。その後も定期的に名刺データをインポートし、現在は、おもにメールマガジンの配信で活用しています。
メルマガ配信は、Zohoを導入してから始めました(Zoho CRM、Zoho Campaignsを使用)。それまではコンサートなどのご案内をFacebookページで告知したり、200〜300人の方に個別でメールを送ったりしていました。かなり時間もかかりますし、直近でよく連絡を取っている人から順に送っていくので、全員にご連絡ができていないのを課題に感じていました。
実際にこれまで名刺交換した方にメールを一斉配信してみて、お客様との関係構築には確実に役立っていると感じます。たとえば、これまでなら思い出していただけなかったであろう方から「1年後会社の10周年記念で演奏してほしい」というような話をいただくようになりました。また、メルマガに対するご返信のメールもよくいただきます。演奏は今日頼んで明日来てもらうというようなものではなく、長期的な関係性の構築が必要になるので、こうしてコミュニケーションの機会が増えたことに手応えを感じています。
Zohoでこれからやっていきたいこと
作業を効率化し、お客様とのコミュニケーション機会を逃さないように
今まではすでに名刺交換をした方とか、一度接点がある方ばかりにアプローチしていたので、できればまだお会いしたことのない方から新規のオファーをいただけるようにしていきたいです。
今後新規で定期演奏をやられるお客様を探すために、アプローチしたいレストランのリストを作り、そこに一斉にメールを送ったり電話をしてみたりですとか、そういったことは少しずつ始めています。その管理にもZoho CRMを活用していけたらいいですね。
また、経営者の方と1on1のコミュニケーションが多いので、お誕生日・お誕生月にメールを送ったり、創業記念やお誕生日のパーティーに向けた特別プランのご案内をしたり、というのもZohoを活用してできたらいいなと思っています。
弊社に在籍しているメンバーは全員演奏家で、私が事務的なことや経理的なことはすべてやっているので、少しでもZohoを使って作業を効率化したいです。リマインドや自動化の機能も上手に使って、お客様とのコミュニケーションの機会を逃さないようにできたら理想ですね。
トライエッジに一言
これからもZohoを活用して音楽業界を盛り上げたい
Zohoのことに関しては、トライエッジさんが全部やってくださっているので、わからないことを聞けばお返事をいただけますし、本当に色々教えてもらっています。
私としても新しい試みですし、事業自体あまり世の中に出てきていないものなので、Zohoを活用して、音楽業界を盛り上げていきたいなと思います。